その一言は逆効果!子どもが言うことを聞かないときの親の声掛け

その一言は逆効果!子どもが言うことを聞かないときの親の声掛け

子どもが言うことを聞かない・・・

子育てをしていると、子どもが言うことを聞かないなんてことはしょっちゅうありますよね。

例えば、夕飯を作ったときに、

「ごはんできたよー」と呼んでも、なかなか部屋から出てこない・・・。

そして、もう一度、

「聞こえてるのー?ごはんできたから早く来なさい!」

それでも、部屋から出てくる気配なし。

そしてとうとう部屋まで行って、

「いい加減にしなさい!さっきから呼んでるでしょ!早くしないと怒るよ!」

・・・

こういうことありませんか?

自分も母親によく言われたのを覚えています。

子どもが言うことを聞かないときに、こんな風に言ってしまうと、実はデメリットが大きいんです。

その理由と、どんな声掛けをすればいいのかをお話しますね。


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「いい加減にしなさい!」の悪影響

「いい加減にしなさい」「もう怒るよ」

このような言葉を使うときのあなたはどんな気持ちでしょう?

きっと、子どもに対して腹が立って怒りがわいていますよね。

つまり、子どもに自分の怒りをぶつけていることになります。

人は誰しも怒られたくないですよね。

親に怒りをぶつけられたら、あわてて行動し始める子も多いと思います。

この場合、

「子どもの行動のトリガー」=「親の怒り」

となっています。

これが習慣化されると、怒られないと行動できない子になってしまします。

子どもが怒られないと行動できないと、親もストレスが溜まります。

そしたら、さらに腹が立って、より強い言葉で子どもをコントロールしようとします。

それに対して、子どもは恐怖を感じたり、反発するようになったり、

親子の関係は徐々に悪い方向にいってしまいかねません。

子どもに「してほしい行動」を促すために

あなたは、子どもにどんな行動をしてほしいですか?

先ほどの例で言えば、「ご飯ができたらすぐに食べにくる」ことですね。

怒らずに、この行動に導くにはどうすればいいのでしょう?

結論:具体的な「iメッセージ」で伝える

iメッセージとは「i」=「私は」を主語にして、相手に自分の気持ちや要望を伝えることです。

iメッセージを使うことで、怒らずに子どもの行動を促すことができます。

例えば、「ご飯ができたので早く食べに来てほしい」ときは、

「ご飯ができたよ。(私は)できたての美味しいご飯を食べてもらいたいから、早く来てほしいな」

というような声掛けです。

最初の、「ご飯できたよ。早く来なさい。」と比べてどうですか?

自分が子どもなら、iメッセージで伝えてくれた方が、早く行かなくちゃという気持ちになります。

子どもは、誰かに指示されることを嫌がります。

親に指示されて、行動をコントロールされたくはありません。

自分で自分の行動は決めたいのです。

だからこそ、iメッセージが効果的!

iメッセージは直接的に子どもをコントロールしようとしていません。

子どもの行動を促しているのであって、決定は子どもにゆだねています。

つまり、iメッセージで伝えられた方が、子どもは行動を起こす気持ちになりやすいのです。

iメッセージのポイント

iメッセージを伝える際はポイントがあります。

それは、必ず理由を伝えることです。

子どもは、案外理由まで考えられていません。

だから、はっきりと理由を伝える必要があるのです。

「ご飯ができたよ。(私は)できたての美味しいご飯を食べてもらいたいから、早く来てほしいな」

で言えば、「(私は)できたての美味しいご飯を食べてもらいたいから」の部分です。

理由を伝えることによって、子どもは自分なりに考えて、「だったら行かなきゃいけない」と理解できます。

iメッセージで伝えても子どもが行動しないとき

iメッセージで伝えたとしても、子どもがすぐ行動に移せないことはあります。

そんなときは、何もしなくて大丈夫!

自分の気持ちをiメッセージにのせて伝えているので、あとは子どもの気持ち次第です。

なんだかんだ言っても、子どもはお母さんやお父さんが大好きです。

大好きな人を傷つけたくはありません。

子どもはきっと行動に移せるはず!

そう信じて待ちましょう。

そして、早く来てくれたときには、

「温かいご飯を食べてもらえるから、(私は)早く来てくれてうれしいな。」と、

iメッセージで伝えるようにすれば、きっと次からも早く来てくれるようになります。

気をつけてほしいのは、iメッセージで伝えたのに子どもが行動しないときに怒ってしまうことです。

それでは、今のままの悪循環から抜け出せません。

子どもの望ましい行動を引き出すために、親は忍耐が必要。

ゆっくり深呼吸して、子どもではなく、自分の怒りをコントロールするようにしてください。

iメッセージで良好な家族関係に

iメッセージを使っていくと、子どもは親の気持ちを理解してくれるようになります。

親が望む行動が増えてくると思います。

それによって、お互いの気持ちを思いやることができるようになり、

家族関係がすごく良好になっていきます。

子どもが言うことを聞かないときには、iメッセージで伝え続けてみてください。

きっと、子どもは親の気持ちを分かってくれるし、1番の理解者になってくれますよ。


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